シンプルにやるんだったら、いわゆる豪華絢爛で売った作品をわざとシンプルにした方が面白いんじゃないかなということで、「ザ・隅田川」をもってきて、もう一回利賀村でやるために脚本から練り直したんですね。
初演の「ザ・隅田川」は豪華絢爛な演出だったのですか?
初演は大掛かりなものでしたね。ベニサン・ピットの3分の2を舞台にしちゃって、3分の1が客席。2階だての屋台を組んで、それが仕掛けで居所変り(注:回り舞台などを使わずに舞台装置を転換すること)していました。本番中の裏方のスタッフが10人必要な舞台だったんですよ。どうしても空間を埋めたくなってしまうんですね。劇場の中全体を異空間にしたいんです。本当は予算があれば毎回客席までいじりたいんですが、そうもいかないんで……。
最新の時事ネタや、音楽も和洋折衷いろいろとりいれたりされてますね
歌舞伎が本来そうでしたから。歌舞伎の舞台からファッションが生まれたり、
流行が生まれたりと、文化の中心に歌舞伎があったんです。当時の事件をすぐ折り込んでみたりとか、役者の着ている衣装が大評判で、その柄が女の子のあいだで流行ったりっていうこともあったわけです。
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前回の公演から10年も経っているのでもう観た方も少ない可能性がありますね。劇団員も半分以上この作品には出ていないんです。
事前にストーリーを把握しておかなきゃいけないってことは?
全くありません。わざとストーリーが大混乱してますんで。大体はじめの何分かで「あぁ、これストーリー追っちゃだめなんだな」と思うと思います(笑)
ありがとうございました。公演楽しみにしています♪
最後に、観劇大好きな皆さんにメッセージをいただけますか?
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